ここでは呼吸に関する筋肉、腰部の運動の作用について表で解説していきます。
呼吸に作用する筋
- 安静吸気時:横隔膜、外肋間筋
- 努力吸気時:呼吸補助筋(僧帽筋、胸鎖乳突筋、斜角筋、大胸筋、小胸筋、肋間挙筋)
- 安静呼気筋:呼気筋は作用しない(主に吸気筋の弛緩による)
- 努力呼気時:内肋間筋、腹筋群(腹直筋、内・外腹斜筋、腹横筋)
腰部の運動に作用する筋
- 屈曲:腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋
- 伸展:脊柱起立筋、短背筋群
- 側屈:外腹斜筋、内腹斜筋、腰方形筋、脊柱起立筋(補助筋)、腹直筋、短背筋群
- 回旋(同側):内腹斜筋、脊柱起立筋
- (対側):外腹斜筋、短背筋群
- 骨盤挙上:腰方形筋、外腹斜筋、内腹斜筋
細かく問われることは少ないですが、特に作用は問われることもあるため目を通してイメージできるようにしておきましょう。
腹直筋
- 起始:恥骨結合前面・上縁
- 停止:第5~7肋軟骨、胸骨剣状突起
- 支配神経:肋間神経(Th7~11)、肋下神経(Th12)
- 作用:体幹の前屈
外腹斜筋
- 起始:第5~12肋骨外面の下縁
- 停止:腸骨稜、恥骨結節、腹直筋鞘の前葉
- 支配神経:肋間神経(Th5~11)、肋下神経(Th12)、腸骨下腹神経(L1)
- 作用:腹圧を高め呼息を行う、(両側)体幹の前屈、(片側)体幹の側屈・回旋
内腹斜筋
- 起始:胸腰筋膜、腸骨稜、鼠径靭帯外側部
- 停止:第10~12肋骨下縁、腹直筋鞘の前葉と後葉、恥骨稜
- 支配神経:肋間神経(Th10~11)、肋下神経(Th12)、腸骨鼠径神経(L1)、腸骨下腹神経(L1)
- 作用:腹圧を高め呼息を行う、(両側)体幹の前屈、(片側)体幹の側屈・回旋
腹横筋
- 起始:第7~12肋軟骨内面、胸腰筋膜を介して腰椎肋骨突起、腸骨稜、鼠径靭帯
- 停止:腹直筋鞘の後葉、白線、恥骨稜
- 支配神経:肋間神経(Th5~11)、肋下神経(Th12)、腸骨鼠径神経(L1)、腸骨下腹神経(L1)
- 作用:腹圧を高め吸息を行う
腰方形筋
- 起始:腸骨稜、第3~5腰椎横突起
- 停止:第12肋骨下縁、上位腰椎肋骨突起
- 支配神経:肋下神経(Th12)、腰神経叢(L1~3)
- 作用:第12肋骨を下方に引く、体幹の側屈